コピー商品

コピーブランドを売るデパートは、私の知る限りでは、上海、北京、青島、広州に、沢山密集して、街としてまた、デパートとしてあります。（日本の３０年前の、裏町みたいな感じです。）その他に、魚屋の店が、軒を揃える街、日本の秋葉原みたいな、電気街、魚屋の街にある、ペット街（アクアショップは３０件以上あります。）
今回は、コピーブランドの街？「即墨路小商品市場」を、案内します。

即墨路小商品市場は、一言で言えば、なんでもいいぞ！です。休日は、人ごみで歩くのもままならない２～３坪の店を集めた、地下２階、地上２階の古いデパートです。お店の数は多分１０００軒はいくのでは、無いでしょうか？）地下１階２階には、服や布団など、１階には、中国みやげの水晶などの小物から、ライター、時計など、２階には、鞄、靴など、ところ狭しと並んでいます。

コピーブランドもピンからキリまであり、値段もそれによって変わります。
地下１階のジーパンの店でも１００軒はあるのではないでしょうか？その１件を覗いてみても、整列はされてあるのですが、１０００アイテムぐらいはあり、それなのに、同じ物は探すのが苦労するぐらい、品数は相当なものです。これは、世界各国のアパレルメーカーが、中国にあるのは、ご存知の事と思いますが（今、来ているあなたの下着からすべて、チェックして下さい、必ず、MADE IN CHINA　が１点はあるはずです。）
それが、この路地裏に集まっています。勿論、裏ルートで本物も、探せば沢山あります。これは、よくニュースなどで報道していますが、工場ぐるみで不正をしていたり、はたまた、工場の現場のこずかい稼ぎだったり、泥棒が持ち込んだりと、さまざまな方法で入荷しています。本当に、すごいアイテム数で、中国の女の子達が、自然とおしゃれになっていくのは、想像できます。

２階のバックのコーナーにいっても、発表されたばかりのバックが、もうS級から、C級まで、並んでいます。ここでS級とは、本物と同じ素材を使用し何から何までコピーした商品で、（ブルガリの時計だったら、本物がホワイトゴールドを選択していたなら、S級もホワイトゴールドを選択して、ムーブメントも職人が丹精込めて作った、ある意味、芸術です。これは、中国で作った物ではなく、台湾、韓国、香港などから、持ち込まれたものです。）
よほどの事でなければ、見せて貰えません。
A級は、沢山ありますので、見せて貰えますが、A級鞄などは、本物の素材で中国で作った、素人が良く見ても解らないですが、プロなら１目で解る商品です。（S級はプロの目を持っても、預からせてもらいますと言われるぐらいのものですが、値段も高いですけどね！）普通はA級で十分です。B級は、革などは使用しますが、本物と同じ素材の革では、ありません。

それでは、財布でおよその値段を提示しますと、（ここでは、値札など当たり前ですがありません。すべて交渉です。日本人価格と、中国人価格は全然違います。）

ルイ・ビィト○　の　エピ　の２つ折の財布の場合
S級は、この手はありません。
A級、本皮使用で、シリアルカード、箱、布袋付
日本人価格　２００元（２，７１２円）　中国人交渉価格１２０元（１，６２７円）
B級、本皮使用で、シリアルカード、箱、布袋付
日本人価格　１００元（１，３５６円）　中国人交渉価格７０元（９４９円）
C級　ビニール　箱付
日本人価格、中国人価格、同じ　１０元～５０元　（１３５円～６７８円）

ちなみに、ジッ○ライター
そこそこ使える物で１０元（１３５円）～１００元（１，３５６円）
ナ○キの靴、最新モデルで、５０元（６７８円）～３００元（４，０６９円）

ここで一言ですが、私は今、１００元が、日本円で１万円の、感覚で捉えています。中国でのお買い物は、何度も書きましたけれども、交渉です。大阪人は慣れていますので、大丈夫のような感じがしますが。タバコですら、交渉で買い求めます。日本では空港内の、免罪店で買い求めた方が、安いと思うのですが、中国では、空港内の方が高い事もありますので、注意して下さい。それでは、私はどうしてタバコを買うのかといいますと、１カートン１０個入りのタバコを１ケース１００個買って安くさせるのです。（タバコの値段も店によって変わりますし、時期によっても変わります。）その様にして、日本でも売っている「中南海」というタバコを吸っています。値段ですが、日本では１箱２９０円のタバコが、町の煙草屋で買えば、４．５元(６１円）、私は１００個買って交渉した後４００元（５，４２５円）１箱４元（５４円）で買っています。

話は戻して、コピーブランドの街？「即墨路小商品市場」の買い物の仕方を、私のなりに、書いて行きます。まず、コピーブランドは中国人からいえば、そんなに欲しいものではありません。欲しがるのは、日本人と韓国人、またその他の外国人ぐらいなものです。１部、若い中国人も欲しがりますが。ですから、かならず、外国人が来たら、鴨がきた！と思って良いでしょう。その為、日本語や韓国語が出来る人間が多いのですから。明らかに、中国人価格と、日本人価格は違いがあります。ですから、交渉です。奴らは（お店の人を敵だと思え）、日本人がかなりお金を持ってきている事は解かっています。そして、日本人から見れば、安いと言う事も、よく解かっています。（皮製、３０ｃｍぐらいのバックで２０００円で日本国内で買えますか？）ですから、「このかばん、本皮製、５，０００円はするよ！」とぬかしてきます。それで「貴方だけに、４，０００円で売るよ」と今度はほざいてきます。中国人には２，０００円で売るのに、４，０００円で売れば、倍です。確かにこの手のかばんを日本でかえば、１０，０００円はするのです。ここを、よく彼らは勉強しているのです。それを２，０００円に持っていくのは、勿論、彼らとお友達になる事です。事実、私の場合は、ここで、初めは高く購入していましたが、今では、私の顔を見ると、来た～値切りの日本人がと思われています。（日本から、行ったり来たりしている時は、お土産に５０万ぐらい、買った事もあります。・・・・・お土産ですよ、お土産。）その為、勝手知ったら我が家です。よく中国人のフリをして、ここの店員になりすまし、日本人が来たら、「わたし、日本語できるね～、やすくするよ！買ういいあるね！」と言ってます。最後には、「店長、うるさいね、私に任すあるよ！」と言って、結局、日本人価格で買わしてしまいます。だって日本人の事、私はよく知っていますから。（なぜか？美人には、中国人価格で売ってしまいますが）ま～私の暇潰しみたいな、ものです。

※この、即墨路小商品市場はスリが多く、危ないところですので、１人歩きはやめましょう。

それでは、具体的な商品を写真でお見せしましょう。A級品、ローレックスの時計、（手巻きで、本物に近い精度をもち、ガラスの傷も出来にくいクリスタルガラス使用。）

ペアーで、大体、日本人単価４，０００元（５４，２５４円）
　　　　　　　　　　中国人単価２，３００元（３１，１９６円）
※私は今、中国に居るのですが、１００元（１，３５８円）が、日本で言う１万円と捉えていますので、２３万も出す、中国人は中々いません。ですから、中国人は形だけ似てる、C級品で５０元の時計を買います。

ここでのお勧めは、カバンなら、シャネル、ビィトン、ヘルメスは勿論、ワニ革のバックです。ワニ革でしたら、コピー品でも１０万はするでしょう。それが、１万円から買えます。その他に、トカゲ、エイ革、ダチョウなどもお勧めいたします。時計では、ブルガリのムーブメントがスケルトンのタイプや、カルチェなども、お勧めです。

中国土産は決まりましたか？勿論、税関で見つかれば、没収です。

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